- 題名
- 朝の手紙 - 39 -
- 登録日
- 2014/05/14
- 内容
シムテック家族の皆さん、
久しぶりに皆さんに手紙を送ります。
まず、 過去1年余りの間の大変で困難だったことが回り灯篭のように頭の中を駆け巡ります。対外的には景気サイクルが長期の低成長の局面に入ったことが確認され、社内的には昨年2月に起きた第1工場の火災による上場以来初めて経験した赤字行進、主力顧客の火災等で、一つ一つの出来事が大変なことでした。茫然自失とした皆さんに、私は 「現実を直視して正しく反応しましょう。」と、一貫してお願いしました。有難いことに、皆さんは一つになって反応して下さいました。
一つになった私たちは、一糸乱れず動いた火災復旧活動を通して、周りを驚かせるほどの団結力とスピードで第1工場の復旧を遂げました。また、昨年10月の理事会の勧めで10月30日オチャン工場で関係者が集まり、「黒字転換の結果物を導き出す会議」という本気の討論にて得られた結論「スピード」を経営に即時反映させ、黒字転換の為に皆さんと私は全力を尽くして走ってきました。
今、 「スピード」は私たちの差別性となり、歩留まりの向上と生産コストの削減による「低コスト」はここに力を添えてくれました。その結果、今年3月に小幅でしたが、今まで1年以上続いてきた毎月の赤字を黒字に転換することができました。
この黒字転換の意味は、2012年に私たちが合意して作った「LEAP 12」の方向性を検証したものでもあります。今、このように検証された方向性と、困難を一緒に克服し、一つになった情熱をもって新たな行進をしようとしています。皆さんは子供の頃に、壁にかかった柱時計の内部を見たことがありますか。
いくつかの小さな歯車が噛み合って回り、最終的には一番大きな歯車を回して、時間ごとに「ボーン、ボーン」という音を出すところを見たことがありますね。今も、私たちの周りには時計をはじめ、様々な場所で目に見えない多くの歯車が熱心に回っています。このように大きな歯車を回すためには、その前に必ず小さな歯車が噛み合って回らなねばなりません。
私にとって、この3月黒字転換の意味は、今までの数年間に渡って構築した「SMS(SIMMTECH Management System)」というソフトウェアー的な歯車と、「Leap 12」というハードウェアー的な歯車が完璧にかみ合って回り、「製造競争力」という巨大な歯車を回す動力を作り出すことで継続的な黒字行進がようやく始まったことです。
過去、私たちの製造競争力は「顧客が求める製品を安く造る力」でした。 新しい製造競争力は、「顧客が求める製品を早く安く造る力」です。
何が変わりましたか?
「早く」です。
私がファストフードといえば、マクドナルドを、ファストファッションといえば、ユニクロを連想するように、ファスト PCBといえば、シムテックを浮かぶようにしたいと思います。
世界最高の技術力と量産力を備えた私たちが、PCB業界に新たなパラダイムとして登場した「スピード」を見事に身につけることで、私たちシムテックの差別性が極大化してくことを願っております。
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