- 題名
- 朝の手紙 - 34 -
- 登録日
- 2012/03/08
- 内容
シムテック家族の皆さん、
今日の手紙では、去る1月初旬のMBRから簡単に話していた「Grow up」(成長/成熟)と「Grow old」(年を取ること)について私の考えをお話します。
私たちが子供の頃、年を取ったおじさんやおばさんから受け取る印象は、人ごとに差はあると思いますが、殆どは「私たちを危険なところから守ってくれる方」、「何でも知っていて、答えてくださる方」、「頼れる方」、「安心できる方」、「ゆったりしている方」と、そのように感じていたことに共感できると思います。
しかし、今私がその歳になって周りを見たら、誰もが「Grow old」になることは、歳を取れば、自然になりますが、「Grow up」になることはそう簡単ではない、容易いものではないことを知るようになりました。「歳だけを取った子供」の姿を想像したことはありますか。
それは、年月が流れ歳を取り、耳周りの髪の毛が真っ白になっても、考え方が未熟で自己中心的であり、人への思いやりもない、自分自身と自分の利益のみに焦点を合わせる、まるで幼い子供のような考えを持つ、異常な大人を言います。
心理学では、このような人をアダルトチルドレン(adult children)と言います。 子供の目に映る姿は、皆が同じ、歳を取ったおじさん、おばさんですが、外なる人は成長しても内なる人は 成熟していなかった、表だけがおじさんで、心の小さいおばさんです。
今日、鏡に映った私たちの姿はいかがですか? ただ、「忙しく生きることが精一杯で、そんなことを考える余裕がない。」と適当に済ませる単純な質問ではありません。
会社もこのことと同じでしょう。私は今日、私たちシムテックのおじさんのような上司と、子供っぽい新入、部下に焦点を当てて考えてみたいと思います。今年で創立25周年になり、創立初期に出会った仲間たちと、今までに迎え入れた人材たちが、今はほとんどが耳周りに霜が降り(歳をとり)、髪も薄くなり、顔にも年月によるシワができて、互いに眺めると、時々「青年の時に会ったが、もう年老いた」という可哀想な気持ちと、一方では驚きの気持ちになります。今日の手紙は、会社を経営し、MBRに参加する皆さんと私自身宛に書いています。 果たして、私たちは子供のようなシムテックの新入社員と部下に、「会社を守り、彼らが困難な時に助けてあげる、頼りになる、守ってあげることができるゆとりのあるおじさん、おばさん のような上司として 彼らに映ることができますか。」が私の質問です。
そのためには、皆さんと私は各自の専門分野はもちろんのこと、人柄の面においても部下に認められる人格的なリーダーにならなければなりません。人格的なリーダーは、一夜にして成れるものではありません。
私たちは、毎月のMBRで、くじ引きをして告白をするように、現場で、家庭で出会うすべての状況で、何度も失敗し、反省し、また挑戦する中で訓練されていきます。私たちの会社は、これから成長grow upした人材が率いることになります。
そして、アダルトチルドレンのように失敗を恐れ、権威主義にぶら下がる人は、私たちと一緒に未来を共有することはできません。会社の中には四つの種類の人がいます。
初めて入社して務めることになったが、参加ではなく、出席だけの人、
子供のように、会社に対して要求事項ばかりで、世話して欲しがる人、
その段階から、自己の責任を果たし、部下も教える成熟した人、
最後に、すべての力を尽くして会社を愛し、次世代のリーダーを訓練させる
(育てる)人です。
この手紙を読んでいるあなたは、この中で、どんな人に当たりますか?毎朝、会議がある度にのどがかれるほど読み上げるシムテック人の宣言書が、本当にあなたの告白になっていますか?
grow up(成長)した皆さんが率いる会社の未来を想像しながら、胸がいっぱいになる手紙をここまでにします。
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