- 題名
- 朝の手紙 - 22 -
- 登録日
- 2008/09/04
- 内容
こんにちは。
お久しぶりです。
蒸し暑くて長かった夏が終わりを告げて退き、再び高い青空と共に秋が訪れました。
今日は、このごろ話題となっている、ダウン・ターン・マーケット(下降気味の市場:down turn market)での生存経営について、私の考えを皆さんと話してみたいと思います。まず、現在の経済状況、市場動向を覗いてみましょうか。
結論から話しますと、今後、私たちは長期的かつ深い不況を通過しなければならないと多くの専門家が予測しており、既に私たちはそれを肌で感じています。
半導体の景気サイクルを見ると、最も長かったdown turn marketが2002年の初めから約一年半程度のものでしたが、今度の不況サイクルは、おそらく二年以上は続くと見られ、我々を緊張させています。
半導体業界とPCB業界は共通的に製品製造会社、製造機器会社、そして原材料供給会社に構成されますが、製品のASP(平均単価)は、持続的に下落しており、それに伴う装備投資の縮小と凍結、そして原・副資材価格の継続的な下落という負のスパイラルにより、共に苦境を強いられています。 この前、ある海外の顧客は、「今までの不況(down turn market)の時には、生産単価以下に価格が下がれば、半導体は売れていましたが、今回の不況では、生産単価以下に価格を下げても需要が発生しない、非常に奇妙な現象が起きている」と不安を隠せませんでした。
このような長期かつ異常な不況の中で生き残るために、私たちはどのようにするべきでしょうか。
どの企業でも、不況に対処する独自の戦略があると思います。
皆さんは、「群盲像を評す」という寓話をご存知でしょう。
何人かの盲人が集まり、各自の手に触れた象の一部分だけをもって、象の姿を描き、自分なりの見解を述べたが、全体の姿を到底理解できなかったように、今のような複雑な状況の中で的確な解決策や、明快な方向性を見出すことは容易ではないと思います。
ここで私は皆さんに私たちに合った、一つの方向を提示しようと思います。
それは、「力」と「待つこと」です。第一の「力」をもっと分けてみると、製造競争力、資金力、団結力の三つの力で説明できます。 製造競争力は、私たち皆が知っているように「顧客が欲しがる製品を安く作ることができる力」です。
それは、今までの長い時間をかけて培ってきて、TMT ミーティングを通じて築いてきた実力でもあります。
資金力は、「deep pocket」とも呼ばれますが、不況に耐えるお財布にどれ程の余裕があるかの問題です。
これも、今まで「正直:Integrity」を核心価値とする透明な経営を通して、私たちの競合他社に比べて十分な力を持っています。
団結力とは、他でもなく「Integration」です。売上高が1000億ウォン未満の時には、一人のリーダーとそのリーダーと共感するフォロワー(Follower)だけで可能であり、売上高が3〜4000億ウォンに増加したら、2〜3人のリーダーと多数のFollowerが必要となりました。
これから1兆ウォンの売上高を目の前にして、長いトンネルを通りぬけている今は、チームリーダー(Team leader)とチームフォロワー(Team follower)が粘土のように一つになる団結の力。
つまり、インテグレーション(Integration)が非常に重要となります。
私は皆さんが粘土のようになることをリクエストします。
これは、してもよい、しなくてもよいとの選択の問題ではなく、必ず実行するべきことです。
第二は、「待つこと」です。これは、ストックデールパラドックスの漠然に好況を待つ楽観主義とは違って、必ず、好況(up turn market)が来ることと期待しながらも、それが今年度中に訪れない場合に備え、準備しながら待つ経営が必要です。
水の沸点は100度です。
99℃まで加熱しても静かですが、あと1度だけ上がることを待っていれば、水は必ず沸騰します。
それだけではなく、この不況(down turn market)を賢く乗り越えたら、私たちは貴重で有益なものをも得ることができると思います。
その一つ目は、私たちの会社の前半にはびこっている泡が取り除かれることです。まるで金鉱石を製錬し、純金を抽出することと同じです。
聖書にこの状況に当てはまる御言葉がるので、ご紹介します。「彼が私を鍛えられた後、私は純金のように出てくるであろう。」
( ヨブ23章10節 )この過程をしっかり通過すれば、上記の製造競争力、資金力、団結力を妨げる無駄な泡が消えていくと思います。
二つ目は、皆さんが自らの力で達成したという自信感を得ることです。
今のこんなに苦しい時にもこうすれば黒字経営ができるという、非常に貴重な経験であり、ノウハウを発見するのでしょう。
私たちの互いの深い信頼感と各々の自信感とが一つになって、更に強いシムテックを作り出し、周りのいかなる状況にも揺れ動かず、成長し続けられることを私たち自らが確認し、驚くと思います。
先日、私はテレビで鷲が空を飛ぶ姿を見ました。鷲は、烏のような普通の鳥とは違って、かなり高いところまで飛ぶことができるそうです。鷲は他の鳥のように、頻繁に羽ばたきをしません。
そして、他の小さい鳥が鷲のそばでつきまとったりしたら、一回の大きい羽ばたきで、空高く飛び上がっていきます。そこは他の鳥は生存ができない、全く別の空間です。今度の不況(down turn market)を勝ち抜く私たちの姿が、まるでこの鷲のようではありませんか?私たちもこの時を全身全霊をもって勝ち抜き、より高いところへ飛び上がっていくことを誓いましょう!
- 前のページ
- 朝の手紙 - 21 -
- 次のページ
- 朝の手紙 - 23 -