- 題名
- 朝の手紙 - 14 -
- 登録日
- 2004/01/23
- 内容
真剣勝負の第一人者であり、後に「剣聖」と呼ばれた宮本武蔵は、彼の生涯に渡り、60回以上の戦いを制した勝利の秘訣を「五輪書」という著書で次のように述べています。
「一つ、攻撃しようと決心すれば、躊躇うな。(一拍子の打ちの事:decision making)
二つ、太刀を取る構えに捉われるな。(有搆無搆の教の事: flexibility)
三つ、相手の行動を見ず、その心を見るべし。(観の目強く、見の目弱く)」一世を風靡した勝負師の教えは、今日の組織リーダーたちへの教訓があると思います。
今日は、私が考えている私たちのSIMMTECHのリーダーと、そのリーダーシップについてお話します。
リーダーは、検証された実力と人格を持つ必要があります。
リーダーたるものは、年齢や学歴、業務での経験と役職を盾に威張らず、後輩たちに実力で模範を見せ、人格的に納得してもらいながら、組織を率いる人です。彼らは、弛まぬ自己啓発を通して、自らの実力を育てるだけではなく、知識やスキルを部下に快く伝授し、自ら新しい技術や情報を習得しつづける柔軟な人です。 彼らは部下を行動のみで評価せず、心まで観察して互いに感動を与え合える人格者です。 彼らは、言葉だけの机上の空論はやめ、心に決めたことを行動に移し、その結果に対する全責任も喜んで引き受ける人です。
彼らが率いる組織は、統率のとれた秩序があり、互いへの尊敬に満ちて躍動感があふれます。 彼らが作り出すリーダーシップは「俺についてこい」といわんばかりに進んで行動するカリスマ性から始まり、後輩を人材として育て、権限を大幅に委譲する過程を経て、やがてオーケストラの指揮者が一言も発さず美しいハーモニーを奏でるように、静かなるカリスマへと進化していきます。シムテックを率いる皆さん、
皆さんは自分自身をどのようなリーダーであると思いますか?皆さんは現場で意思決定(decision making)をし、フレキシブル(柔軟な、flexible)で、部下の心を読んでいますか?皆さんの実力と成熟した人格が礎になって初めて私たちは「正直へTo the Integrity」に向かう階段を積み上げることができます。現在、私たちの内部のすべての資料は、リアルタイム・オンラインで提供されており、製造工程もオンラインで顧客へリアルタイム配信されています。 また財務諸表と企業の重要な意思決定も公示を通して外部の不特定多数にすべてが公開されています。
長い期間に渡り、社内でしっかり積み重ねてきた信用と信頼が、これからは自然に外部にまで知れ渡り、私たちの実力、堂々たる姿、そして正直さ(Integrity:誠実、正直さ)が評価されることを望んでいます。
今はその時になりました。
皆さん一人一人の正直な(INTEGRITY)リーダーシップにより、私たちSIMMTECHが社会から認められ、さらに称賛される企業になることを切に願います。TO THE INTEGRITY(正直へ)!
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