- 題名
- 朝の手紙 - 11 -
- 登録日
- 2003/08/19
- 内容
先日某日刊紙とのインタビューで、「CEOが持つべき徳目の中で一番重要なものは何であると考えているか。」という質問に、私はためらうことなく「正直」と答えたことがあります。今日は、私が考えている「正直な企業」についてお話します。
私たちは普通正直な企業や透明な企業について言う時、財経部や対外業務に関連のある購買部や外注管理部等で粉飾会計等で粉飾会計をしていない、または金銭的に公私の区別をして業務を行うことであると思います。しかし、より広い意味の正直な企業とは、その企業のすべての企業活動を.含めなければならないと思います。
私たちは、PCB製造メーカーであり、顧客中心の受注生産を主な企業活動としています。また、私たちは数百社以上の業者から原・副資材の供給を受けており、数十社以上の業者と外注委託加工の取引を行っています。私たちの業績に国内外の金融機関はもちろん、多くの投資家も注目していることを皆さんはよく知っていると思います。私が考える正直な企業とは、すべての企業活動において私たちが約束したことを守ることであると思います。
つまり、顧客との納期を守ること、歩留まりと生産性を上げることからもたらされた製造競争力の結実を顧客と分け、ウィンウィンのパートナー(Win-Win Partner)を作っていくという約束、協力会社との些細な約束も正確に移行すること等が、私が考える正直な企業であります。 このような正直な企業を作っていくためには、私たち自身の正直さがその基礎にならなければいけません。
幸いなことに、私たちの企業文化が「私がやらなくても、他の人がやるだろう。目標達成ができなくとも、適当にやればいいだろう」などの無責任で傍観的な姿勢から、「この仕事は私の仕事で、私は正しくしなければならない。私が作った目標の達成が私自身の正直」という、積極的で肯定的な姿勢に変わっていっています。皆さんと私が行うべき事は、「なぜ今までやってなかった事をしようとするか。適当にやってもいいのに、なぜ一人で目立とうとする。」と言い、本当に良い企業への道を妨害する少数の邪魔者から私たちの人材を守ると同時に、迷っている多数の傍観者を正直な企業文化づくりに参加させることです。
私たちは最近、米国のエンロン、アーサーアンダーセン等の事例を見て、歴史を持つどの優良企業も正直でなければ、その企業の寿命が尽きることは時間の問題であるということをはっきりと見ました。シムテックを率いる皆さん、
私たちは今、ERPの成功的な定着を迎え、正直な企業の外的な枠組みを整えました。「正直」がまさに企業文化となる内的な枠組みも、この度の機会に必ず定着させ、誇らしい私たちのシムテックを作っていきましょう。
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