- 題名
- 朝の手紙 - 9 -
- 登録日
- 2003/06/09
- 内容
ジームストックデール将軍はベトナム戦争中、中国共産党軍に捕えられた米軍の捕虜の中で一番最高位の将官でした。彼は1965年から1973年までの8年間収容所での囚われ身でありながらも、数多い拷問と先行きの見えない未来の恐れを立派に乗り越えられた人です。
彼の話の中で印象深かったことは、その長い時間の苦痛を耐えられなかった人は予想とは違って、「極端的な楽観主義者」達だったという事実です。
彼らは「私たちはクリスマスまでには釈放されるはずだ。」と言っていた人たちです。
そうしながら、クリスマスはそのまま過ぎてゆきました。
そうしたら、彼らはまた「イースターまでは釈放されるはずだ。」と言っていました。
イースターもそのまま過ぎてしまいました。結局、彼らはそうしながら心が折れ、死にました。
ストックデールは部下たちをこのように励ましたそうです。「我々は必ず生きて、帰ります。しかし、私たちはクリスマスの時までは出られないでしょう。それに備えなさい。」
即ち、「苦しみがあっても結局は私たちが成功でき、又成功するという揺るがない信念を維持せねばならないが、それと同時に目の前の冷酷な現実を直視できる規律(Discipline)を持たねばならない」ということです。
--「良い企業を乗り越え、偉大なる企業へ」中、ストックデールのパラドックス、Jim Collins –次は、皆様に送っていただいた朝の手紙8の返事の中の一部です。
「16年後は長すぎるようで、10年後程度になると下のような会社になっていることを確信します。」
1、 高度な技術集約のPCBマネージメントカンパニー
2、 朝に目覚めたら、いち早く出勤したい私の会社
3、 企業文化を先導する、ベンチマーキング対象となる会社
4、 無形、有形のいかなる隔たりのない会社
今全社員の汗滲む努力が未来の後輩の社員たちに大きな力となると思います。」「国内チョンジュ工場を本社を起点として、各海外現地工場において、現在の全社員は各海外現地工場の責任者又は、CEOとして専門経営者の道を歩んでいると思います。
安定的な収益構造の利益による社会還元を通して、地域社会をはじめ、経済発展に貢献した功労は、国内外を問わず、称えられる、たくさんの専門家が集まる、誇らしい会社として、私の長男もここに熱心に務めていると思います。各々の責任と義務をもって最善の努力をするわが会社は各々のやりがい溢れる日々が続き、16年そして、30年、50年後、シムテックの社員は今日2003年に尽力した全社員を伝説のように語り続ける文化として、受け継がれると思います。」「最先端の知識を基盤として情報技術と融合する同一業界最高の製造競争力を持ち備えた高収益産業のリーダーとしての位置を確実にする良い会社であると思います。
その時、私は優れた後輩たちへ席を譲り与え、誉れ高く引退して、シムテック出身で構成された経営顧問委員会を構成し、人生の住処であったシムテックの価値をなお高めることに役立てればと思います。」
「海外工場の稼働を通して、売上50億円、100の企業進入でグレートカンパニーを実現」
「人材第一の会社」
「技術と製造で世界最高の競争力を備え持った電子会社」等が皆様の共通の未来像でした。皆様の返事は、私が考えている「とても良い企業」と一脈層じたのです。
私たちの未来像が必ず実現されるという信念と自信をもって、私たちの目前の冷酷な現実を直視し、信頼で一つになったエネルギーを一か所へ集めてゆくならば、「とても良い企業であるシムテック」へ到達するということが、ストックデールのパラドックスが今日の私たちに与えられる教訓であると思います。
今の役職員の汗と努力が、後日後輩社員に大きな力になると思います。「国内の清州工場は本社を基点として、各海外現地工場で現在の役員・職員は各海外現地工場の責任者、またはCEOとして専門経営者の道を歩んでいると思われます。安定した収益構造から生まれる利益金で社会還元を行うことにより、地域社会と経済の発展に貢献し、国内外を問わず、多くの専門家が集まって、誇りを持って生活している会社となり、私の長男も熱心に働いているはずです。自らの責任で最善の努力を尽くす私たちの会社は、順風満帆な日々が続くことになります。16年後、30年後、そして50年後に、シムテックの職員は今日の2003年に努力した従業員を伝説として語り、彼らに続く(社内)文化を作ると思います。」「シムテックは最先端の知識に基づいて、情報技術と融合する同一業界で最高の製造競争力をもつ高収益産業のリーダーとして地位を確立する良い会社であると思います。その時に私は、素晴らしい後輩たちに自分の席を譲り、名誉ある引退をしてから、シムテック出身で構成された経営諮問会議のを構成して生活の基盤であったシムテックの価値向上に貢献したいと思います。」「海外工場の稼働により、売上高5,000億円、(世界的企業)100社入りして、Great Companyの実現」「人材第一の会社」「技術と製造で世界最高の競争力を持つ電子会社」等が皆さんの共通の将来像でありました。
皆さんの答えは私が考えている「本当に良い企業」と一脈通じるものです。私たちの将来像は必ず実現できるという信頼と自信を持って、私たちの目先にある冷酷な現実を直視し、信頼で一つになったエネルギーを一点に集めて進めば、「とても良い企業:シムテック」に達することが出来ると思います。これが、今の私たちがストックデールのパラドックスから得られる教訓であると思います。
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