- 題名
- 朝の手紙 - 5 -
- 登録日
- 2003/01/20
- 内容
人は満足を得るために貪欲になりますが、意外にも望むことを得た後も、まだ満足しません。 それが貪欲の興味深いところです。 貪欲の反対は、無欲ではなく「満足」です。あなたが大きい満足感を持っているなら、どのようなものを所有しているかは問題になりません。どのような場合でも、あなたは変わらず満足できます。それでは、私たちはどうすれば、内面の満足を得ることができますか。
その方法は、私たちが欲するものを所有することではなく、私たちが現在持っているものを望み、また、それに感謝することです。「ダライ・ラマの幸福論」で、私たちは 一日でも数多くの決定を下して生きています。もちろん、両親、兄弟は私たちの決定で決めることはできませんが、人生とは絶え間ない自分の決定(Decision making)の連続であると言えます。もしそうであるなら、皆さんが常に下している決定(判断)の基準は何でしょうか。場合によって異なりますが、普通は自分にプラスになるか、マイナスになるかを計算した後、究極的にはプラスになる側の決定をすることでしょう。
新年の挨拶で申し上げました通り、「良い会社」とは、まず、利益を出す会社です。このことは私と皆さんの最も重要な責任でもあります。会社の利益とは、次のように分けて考えることができます。
営業利益、営業外利益、短期利益、長期利益等がありますが、この中で長期の技術開発の利益を除いて、PCBの製造が主力である私たちに、一年を単位とする営業利益こそが、私たちが話している「利益」と言えます。 営業利益とは、損益計算書の売上高から売上原価を差し引いた売上利益のうち、一般管理費を差し引いた利益を言います。 したがって、営業利益を上げるためには、売上高を上げ、売上原価、一般管理費を下さなければなりません。つまり、今、皆さんが会社で行う全ての活動が会社の利益、すなわち、営業利益の極大化と関連があります。 会社の中で、皆さんが決定を下すたびに、 いつも「これが会社にプラスになるか?」という基準を持っているなら、 より明快ではっきりとした決定を下せると思いませんか。
シムテックを率いる皆さん。私たちの決定が会社にプラスになり、会社のプラスが私たちのプラスになるという確信があれば、私たちは同僚の欠点を指摘し直すことを要求するより、長所を尊重しその同僚と一緒に働くことに感謝するようになります。聖人の御言葉はこれが「幸せ」であるということです。
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