- 題名
- 朝の手紙 - 30 -
- 登録日
- 2011/05/02
- 内容
シムテック家族の皆さん、
今日は、私たちが推進しているERPと、それに伴う組織変更に関する私の考えをお話したいと思います。
ERPは皆さんもご存知のように、Enterprise Resource Planningの略であり、韓国語では、全社的な資源管理と読んでいます。
これは、企業の全部分に渡るすべての資源(4M: 人Man、機械Machine、物流Material、手段Method)を一つのシステムとして管理する統合システムです。これにより、私たちが作り出す情報が1つになり、また、リアルタイム処理により、迅速な意思決定が可能になる為、企業の競争力向上に重要な基盤を提供しています。今日はこれに関して3つの側面で、考えてみようと思います。
第一は、なぜ、このことを行うのか。
第二は、これが私たちと私たちの顧客に、どのような利益があるのか
第三に、このことをする為に克服しなければならないことは何か?まず、「なぜ、このことを行うのか」の問題です。
数年前から、常に私たちの経営陣の内部では、ERPに関する提案がありましたが、私は、その必要性を認めていながらも、それに伴う大きな変化と必要となる投資コストで躊躇してきたのが事実です。
しかし、今現在、私たちは西安に工場を建てています。これにより、ERPはもはや選択肢ではなく、必然的な生存の条件となりました。すでに私たちは、グローバルな企業となり、このことは決して後戻りが出来ない現実です。
グローバルとは工場のロケーションの違いだけではなく、今はPCBを通じて諸民族が「シムテックという一つの傘」の下で同じ目標を共有して進むことを意味します。全社的な資源管理システムだけがこれらを一つにまとめての「統合管理」を行うことができます。次に、ERPを通して私たちは分散された工場、人的資源の全てを効率的に管理しながら、顧客が私たちに求める「ぴったりにコピーするCOPY EXACT」というものを完璧に受容し、実現することができるようになります。また、リアルタイムWIP(Work In Process)を顧客に提供することにより、OTD(期限に間に合う納品On Time Delivery)の精度を高め、最近私たちの顧客からの要求事項である納期短縮も可能にします。
この他にも多くのメリットがありますが、教育を通して既に理解していると思います。
最後に、次の2つを必ず克服することで、ERPを定着させることができるという点をお話します。
第一、ERPを推進するTFT(タスクフォース Task Force Team)の姿勢が重要です。
人は正しいことをしている時に、特に寛容を失い易くなります。なぜなら、「正しい」という名分を持っているので、その物差しをさらに厳しく他人に適用しがちです。
私たちのERPに向ける挑戦は、TFTだけで出来るものではなく、必ずすべての従業員の理解と同意を得て初めて、実行の段階に移すことができます。TFTの皆さんは、この点に留意し、謙虚な姿勢で会社の将来のために同僚に近づくようお願いします。
そして、大多数の皆さんにお話いたします。
「PCB会社に、何でそんなものが必要ですか?」
「今まで特に問題なくやってきましたが、組織の変更により突然、職責がなくなってしまいました。私は今、やる気をなくしています。」
このように言いながら、腕組みをしたまま、傍観するような態度でERPの推進過程を眺める人もいることを知っています。一方では、果たして「この道であっているのか」と不安がる人もいます。
しかし、そうではありません。
私たちは、半導体用PCBのみに特化した特別な会社です。
また、グローバルスタンダード(世界標準Global Standard)を目指す新しい組織は、その完成により権限が大幅に委譲され、私たちの今までの組織よりもっとたくさんの核心人材と優れた水準の管理者を作り出すことを固く信じています。私たちは今、大きな山を乗り越えるために、頂上へ向かって着実に登っています。
果たしてこの山であっているのか、または、果たしてこの山を乗り超えることができるのかを心配しないでください。
この山を既に超えた方々と、私と皆さんが全力を尽くして越えられると確信しています。そうしてこそ、本当に良い会社(Better Company)へ行く、第一ボタンを締めることになります。今まで私を信じ、ついてこられた皆さん、
既に、私はこの山を越えるために出発しました。
この手紙を読んだ瞬間に今まで持っていた全ての心配を投げ捨て、ここで私が差し出す手をしっかりと握りしめ、この山を一緒に乗り越えていきましょう。
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