- 題名
- 朝の手紙 - 27 -
- 登録日
- 2010/09/07
- 内容
私たちの今年のスローガンは、皆さんも既にご存じのように集中(Focus)です。
何に対する集中でしょうか? それは主力顧客の主力製品への集中です。 私たちは 今までに急速に変化する経済状況の中でも、この集中に焦点を合わせて困難な状況を賢く乗り越えてきたと思います。今日は、皆さんと焦点の対象を会社ではなく、私たち各自の対人関係、そして顧客との関係、最後にグローバリゼーション(Globalization)に合わせて考えてみましょう。第一は、私と私の周りにいる大切な人々との関係です。
聖書には広く知られているダビデ王とサウル王が出ています。 ダビデがイスラエルの二代目の王であり、初代王は、サウルという人物でした。二人とも、当時の慣例に基づいて預言者サムエルに、頭に油を注がれ、王となりました。
ダビデとサウルの共通点は、二人とも神によって王として立てられたことですが、 二人の違いはサウルが「神は私の味方」という考えに対し、ダビデは彼の一生の間に「私は神の味方」という考えを持っていたことです。その考え方の違いが、二人の人生の結果を大きく変えてしまいました。結局、ダビデは、神の御心に適った人として本人だけでなく、彼の子孫代々神の愛を受け続け、今もイスラエル民族に尊敬される偉大な人物になりました。
私たちの周りとの関係を振り返ってみましょう。まずは、家族をはじめ、職場の同僚、友人 …。このように人々と関係を結びつづけていくことが私たちの人生であると思います。私は子供の頃「あの人が私の味方か否か。」という基準で人々を二分類したりしていました。今振り返ってみると、結果的にはこのような狭い考え方により、たくさんの大切な人を失うこととなりました。もし、その時に、ダビデのように「私はあの人の味方なのか」という見方へ焦点を変えたなら、はるかに良い結果になっていたと確信します。私は皆さんに、きわめて容易ではありませんが、このような心の対人関係を私と共に作っていくことを心からお勧めします。第二は、顧客との関係を考えてみましょう。
昔、ある人が良い友を見つけようとして旅に出ました。長い時間をかけて良い友達を探すためにあちらこちらを転々としまたが、結果は失望のみで、良い友達を見つけられませんでした。それで、彼は焦点を変え、今度は自ら他人に良い友達になると決心をしました。すると、幾日も立たないうちに、至るところに良い友達がたくさんできたという話を聞いたことがあります 。
私たちは、サービス業の会社ではなく、PCBというプロダクトを持つ製造業の会社です。しかし 、私たちは不特定多数ではなく特定の少数に集中している受注生産業者ですので、顧客との関係はサービス業なみに重要です。 私たちに100%合う完璧な顧客は、皆さんもご存知のように存在しません。上記の例話から得られる教訓のように、私たちがお客様に合わせる友達になれれば、現在持っている私たちに忠実な顧客だけではなく、今後は、より多くの顧客を確保できると固く信じています。第三は、グローバリゼーション(Globalization)に焦点を合わせましょうということです。以前、朝の手紙に書きましたように、私たちは、清州という小さな道から出発し、国道を経て高速道路を走り、今は国際間高速道路(International Highway)を走る道の上に立つようになりました 。
私は誇りをもって、シムテックが中国西安に第6工場を設立し、中国市場に進出することを皆さんにお知らせ致します。 今後、日本、台湾にも様々な形で進出して私たちのグローバルネットワークを完成させるつもりです。多様な民族と文化を理解する国際感覚を備えた新しいパラダイムのシムテック人を期待しています。
数日前の9月TMTで大きな台風の時に倒れる木と、倒れない木の違いについてお話したことがあります。それは、その木がどれだけ深く根を下ろしているかで、その木の運命が決まる重要な要因になります。 その木の根が深いか、深くないかは、普段は目に見えないが、台風というとてつもない試練の前では、説明しなくても証明ができる力であり、生存力であります。
私を含むシムテック人の皆が、自分に向けられた焦点を外に向け、私の周りと顧客とグローバルな未来へファーカスし、大きく歩み出す、大変ながらも興味津々な、冒険の旅に一緒に出発してみませんか。
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