- 題名
- 朝の手紙 - 1 -
- 登録日
- 2002/11/29
- 内容
自動化の時代と象徴された産業社会が過ぎ、近ごろよく耳にする情報化社会に、私たちは生きています。情報化社会とは何でしょうか。
そのまま英訳すると、information society(インフォメーション・ソサエティ)といえますが、おそらくdigital society(デジタル・ソサエティ)という表現がもっと当てはまると思います。つまり、デジタルの機器同士がネットワークを通してつながることが情報化社会だといえます。
この情報化の一番大きい変化は何でしょうか。
それはおそらく情報を入手することに掛かる費用がほとんど「ゼロ」に近いことです。たとえるならば、劉備が知恵を得るために諸葛孔明を訪ねた時代から、印刷の発明によって本を通して情報を得る時代へ、そして今はインターネットの発明によって誰もが座ったままあらゆる情報を指先だけで即時に得られる時代になりました。
そういうわけで、この費用ゼロの情報を活用できるか否かがこれから先の競争力の分かれ道となると思います。つまり、全ての企業活動の内部・外部の情報を吸い上げ、最大限に利用する企業とそうではない企業の未来は簡単に推測することができます。
それが私たちがERPシステムの確立する理由です。それでは、この時代では私たちのPCB産業にはどのような変化が予想できますか。
生産者中心から消費者中心へパラダイムが替わる(シフトする) 情報化時代では、私たちも例外ではありません。
生産者が販売価格を決める時代(販売価格=材料原価+利益)では、利益をたくさん得るためには、販売価格を高くすればよかったですが、消費者が販売価格を決める時代(利益=販売価格-製造原価)では、利益をたくさん得るためには、製造原価を下げねばならなくなったのです。
ほとんどオーダーメイドであるPCB産業では、B2Bの形態から、B2B +「顧客との専用回線」へ変化されると思います。それで、顧客とPCBメーカーとの関係がネットワーク化され、より緊密になり、情報は共有されるでしょう。最終的には顧客志向で製造競争力のある会社がこの時代を生き抜く力をもち、残りつつけるのです。
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